【スタッフコラム】🛏️寝たきりを防ぐためにできること⚠️

高齢になると、病気や転倒、体力低下をきっかけに「動く機会」が減り、そのまま寝たきりにつながるケースが少なくありません。今回は、寝たきりで起こる身体の変化と、それを防ぐために大切にしているケアについてご紹介します。
1.寝たきりで起こる身体の変化
動かない時間が増えると、身体には以下のような変化が生じます。
■ 筋力の低下
- 3〜5日動かないだけで筋力は10〜15%低下
- 2週間で20〜30%低下、歩行に必要な筋力が急速に落ちます
■ 関節がかたくなる(拘縮)
- 動かさないことで関節周囲が硬くなり、痛みや動作制限につながる
■ 呼吸や循環機能の低下
- 呼吸が浅くなり、無気肺・肺炎リスクが上昇
- 血流低下によるむくみ、血栓リスクの増加
■ 褥瘡(床ずれ)のリスク
- 同じ姿勢が続くと、2時間程度で局所の血流が低下
- 短時間で皮膚トラブルにつながることも
これらは「寝たきりの進行に伴う身体の変化」ですが、逆に言えば日々のケアで多くを予防できるということでもあります。
2.寝たきりを防ぐためのケア
私たちは、寝たきりを予防するために次のような“日常の動き”を大切にしています。
①毎日の中で「立つ・座る・歩く」時間を確保する
- 朝食前にベッドから起きて座る
- トイレへの移動をできる範囲で歩く
- 立ち座りを繰り返して足腰を使う
こうした小さな動きが、寝たきり予防の大きな力になります。
②理学療法士による専門的なリハビリ
理学療法士が、入居者様一人ひとりの状態を評価し、無理なく安全に続けられる運動を提案します。
- 歩行練習
- 立ち座りの練習
- 関節の柔軟性を保つ運動
- 転倒リスクの評価
- 姿勢・呼吸の改善
専門家による関わりが、「動ける状態をできる限り長く保つこと」につながります。
③介護士による“生活の中のリハビリ”
介護士は、日常生活の動作をリハビリの視点でサポートします。
- できることは見守る
- 必要な場面だけそっと手を添える
- ベッドからの起き上がり・立ち上がりの方法を工夫する
- 動きやすい環境を整える
無意識に行う動作が“できる力”を維持する大事な機会になります。
④看護師による体調管理
寝たきり予防には、体調管理も欠かせません。
- 血圧・呼吸・食事量の変化をチェック
- 痛みの調整
- 栄養や水分をしっかり確保
- 病気の悪化を早期に察知
体調が安定しているからこそ、安全に身体を動かすことができます。
⑤小さな変化に気づき、チームで共有する
「今日は歩くスピードが少し遅い」
「立ち上がりがいつもより重そう」
「食事量が減っている」
こうした小さなサインは、寝たきりにつながる前ぶれになることがあります。
私たちは、そのような気づきを共有し、すぐにケアへ反映する“チームケア”を大切にしています。
大切なご家族が寝たきりになってしまうことは、誰しもが避けたいと思うものです。だからこそ、毎日の生活の中で無理のない範囲で体を動かす習慣を続けることが重要です。その積み重ねによって、寝たきりになるリスクを大きく減らすことができます。入居者様が活動的で豊かな日常が送ることができるようにサポートしてまいります。